卒業した先輩
インタビュー

  • やりがいを感じる難易度がモチベーションに。

    大西 和貴 さん 28歳  

2022年9月教養学部(情報コース)卒業 

大阪学習センター所属 ※2022年9月時点

専門学校卒業後、システムエンジニアとして就職し、働きながら放送大学へ編入学

 

Q.入学理由を教えてください。

2年制の語学系専門学校と3年制のIT系専門学校を卒業し、ソフトウェア開発の仕事に就きましたが、

日々SE(システムエンジニア)として研究開発に携わる中で大学院に進学したいと思うようになりました。

そこで、まずは学士の学位を取得しようと思い入学を決めました。

 

 

Q.放送大学へ入学するきっかけを教えてください。

働きながらですので放送大学のほかにオンライン大学や通信制大学も検討しました。

 

放送大学に決めた理由は、職場の方から「公設だから安心」と勧められたこともありますが、

授業料が比較的安かった点も魅力でした。

ロープライスなので入学前は授業の質に若干の不安がありましたが、

実際に授業を受けてみると専門学校では学べなかった深い知識をたくさん学べて満足しています。

Q.大変だったことはありますか?

コロナ禍以前から週の半分くらいはリモートワークでしたし、

SEという職業柄、知識の更新は不可欠で日ごろから学習習慣はありましたので、

仕事との両立はそれほど大変ではありませんでした。

ただ、子どもが2人いるため育児との両立は苦労しました。

そのため当初は15、16単位ずつ取って2年程度で卒業するつもりでしたが、

結局13、14単位になり、卒業まで丸3年かかりました。

 

卒業が伸びた理由は、授業内容が想像していたより難しかったということもあります。

専門学校と比べるとクオリティもレベルも高く、試験もしっかり勉強していないと落ちる難易度ですので

緊張感を持って勉強できました。

 

Q.放送大学で学んで良かったことをおしえてください。

基礎固めができたのかなと感じます。

専門学校で学ぶのは実務的な内容が大半を占めますので、学術的な知識は独学で増やしてきましたが、

放送大学で学んだことがそこに加わることで改めて土台を築けたと思います。

こうして基礎を身につけたことは、今後の仕事や大学院進学などあらゆる場面で効いてくるのではないかと期待しています。

最近では仕事の現場でも、文系など他分野からSEになった人より知識の幅が広くなっていることを実感しますし、

仕事の質が向上しているので、既に学んだことが生きているのでしょうね。

 

Q.おすすめ科目を教えてください。

「コンピュータ通信概論(’20)」、「デジタル情報の処理と認識(’18)」(現在は閉講。後継科目有り)、「計算の科学と手引き(’19)」です。

先生も著名な方が多く、大変興味深い内容の授業がたくさんありました。

「計算の科学と手引き(’19)」などは、かなり基礎的ではありますが深く掘り下げた内容で、

さらに高度なことを学ぶ上で絶対に必要になってくる内容だと思いました。

 

 

➤➤後輩へメッセージをお願いします。

放送大学では、計算機の仕組みやOSの仕組みといった、

実務では不要と思われがちな学術的な知識を身につけることができます。

そうした基礎は、周囲と差をつける底力になると思います。

より豊かなキャリアや人生のために、継続的な学習で基盤づくりに励んでみてください。