通信制大学ってどうやって勉強するの?
1学期のスケジュール
通信制大学ならではの 学習の進め方を説明しています。
6つのキーワードで放送大学での 学習の進め方を説明します。
3種類の授業形態
放送授業
大学から送られてくるテキ
スト(印刷教材)と授業番組
の視聴で学習を進めます。テキスト代はかかりません。授業番組は好きな時間にネットで見られます。一定のペースで学習したい場合は、毎週決まった日時にテレビ科目はBS231ch、ラジオ科目はBS531chで放送されている番組を視聴すると良いです。単位修得のためには、通信指導の提出と単位認定試験の受験が必要です。1科目あたり45分の番組を15回視聴します。
面接授業
学習センターなどで講師に
より直接対面で行う授業で
す。1コマ90分×7回+45分×1回で1科目(1単位)となります。土日の2日間で行われることが多いです。この場合、土日とも朝9時半頃から夕方16時半頃まで(学習センターや授業内容により時間は異なります)授業を受けることになります。授業の最後に実施されるテストやレポート課題の提出により単位を修得します。
オンライン授業
授業・課題・資料がすべて
ネット上にあり、ネット上で
完結する授業です。いつでも学習を進めることができますが、回ごとに課題提出締切が設定されているものもあるので期限には気を付けてください。なお、卒業要件上は面接授業と同じ授業形態となります。1単位科目は全8回、2単位科目は放送授業と同じく全15回です。
学期前の科目登録を忘れると
単位修得不可
科目登録
放送大学では、各学期が始
まる前にその学期に履修す
る科目を登録します(一方、多くの大学では、学期開始後に登録することが多いです)。
「こんなはずではなかった……」とならないように、事前にシラバスを読んだり、放送授業科目のお試し視聴を利用したりして、履修する科目を十分に考えましょう。放送授業の単位修得には単位認定試験の受験が必要です。
放送授業の単位修得に
向けた2つの試験
通信指導
放送授業(と一部オンライン授業)には、通信指導があります。通信指導とは試験ではなく、「指導」であり、出題された課題について解答を提出し、担当教員の添削を受けることです。通信指導を期日までに提出し合格しないと単位認定試験を受験することができません。もし、通信指導を提出できなかったあるいは不合格になった場合には、次の学期に再度提出することができます(注)。 再提出の際の費用は無料です。ただし、次の学期でも提出できなかったり不合格になってしまったりした場合で、その科目の単位を修得したい場合にはさらにその次の学期に再度授業料を支払って履修しなおす必要があります。
(注)新規科目登録の通信指導が未提出あるいは不合格の場合で、休学中を除き、次の学期に学籍がある場合に限ります。
単位認定試験
放送授業(と一部のオ
ンライン授業)には単位認
定試験があります。期末テストのようなもので、自宅などからインターネットで受験します。60点以上で合格となり、単位を修得することができます。
もし、単位認定試験を受験できなかったあるいは不合格になったという場合には、次の学期に再度受験することができます(注)。再受験の際の費用は無料です。ただし、次の学期でも受験できなかったり不合格になったりしてしまった場合で、その科目の単位を修得したい場合にはさらにその次の学期に再度授業料を支払って履修しなおす必要があります。
(注)次の学期に学籍がある必要があります。
まとめると・・・
※最初の学期は出願時に登録します。特に、面接授業を履修する場合は登録期間が早いです。希望する方は早めに出願してください(詳細は学生募集要項をご覧ください)。
- 出願し学費納入が完了した後、大学から入学許可証が郵送されます。これにより、放送大学の教務システムであるシステムWAKABAにログインすることができ、放送大学のインターネット配信も視聴できます。また、この配信は履修している科目以外の放送授業を見ることもできます。
- 毎年スケジュールは多少変動しますので、毎学期締切日については確認してください。
学習の進め方のポイント
※最初の学期は出願時に登録します。特に、面接授業を履修する場合は登録期間が早いです。希望する方は早めに出願してください(詳細は学生募集要項をご覧ください)。
- 学期開始から単位認定試験終了までの学習スケジュールを立てましょう。どの科目の第何回をいつ学習するかについて、通信指導の提出期限と単位認定試験実施日を考慮しましょう。
- テキストを読んでから放送授業を視聴する、あるいはその反対に放送授業を視聴してからテキストを読むなど、自分に合った学習方法を探しましょう。そのためにも、入学した最初の学期はあまり多くの科目を履修しないことをおすすめします。
- 授業の内容でわからないことがあれば、質問箱機能を使って担当講師に質問しましょう。それ以外で学習を進めるうえで悩むことがあれば、気軽に学習センターに相談してみましょう。