卒業した先輩
インタビュー

  • 「放送大学で学んで、世界が広がった」

    D さん 27歳  

2021年3月教養学部(人間と文化コース)卒業
京都学習センター所属   ※2021 年3月時点
他大学から放送大学へ編入学

 

 

Q.入学理由を教えてください。
通学制の四年制大学を中退しており学位が欲しかった、学費が安かった、自分の所属するコース以外の科目も勉強できるということ、文化人類学について勉強できることが放送大学入学の決め手になりました。
「卒業をする」という目標を作ることで前向きに勉学に取り組みたかったので放送大学に入学しました。

 

 

Q.放送大学へ入学するきっかけを教えてください。
病院に貼ってあったポスターと、ネットで通信制大学について調べたこと。
また、義兄が放送大学で講師をしているため。自分で放送大学に入りたい、と決めました。

 

 

Q.大変だったことはありますか?

週に3〜4日はフルタイムでアルバイトをしていた時期があったため、長時間のアルバイトをしながら勉強をするのが大変でした。
特に学期途中で提出する課題(通信指導)と、期末の単位認定試験に間に合わせるのが大変でした。

 

 

Q.放送大学で学んでよかったことをおしえてください。
印刷教材の質がかなり良いこと、学生さんがみんな勉強に積極的に取り組んでいること。
以前に在学していた大学にいたら学ばなかったであろうことをたくさん学べたので良かったです。
面接授業も自分の専攻以外を受けることができて楽しかったです。

 

 

Q.おすすめ科目を教えてください。

『人間にとって貧困とは何か』という科目の印刷教材の内容は素晴らしかったです。
ちなみにTwitterでも放送大学の学生ではない方が、先述の印刷教材を質の良い読み物として紹介しているのを見かけました。

 

文化人類学全般について学べたのは、私にとって大変素晴らしい出会いでした。
私は幼少期にアメリカで育ち、子供の頃から日本の文化に疑問を持っていたこともあり、授業を受けて自分の世界が広がりました。
放送大学の文化人類学の科目は、文化的な見方・考え方は一つじゃなくて良いんだ、多様で良いんだと私に感じさせてくれました。

 

私は12歳頃から精神疾患があるのですが、自分の意思で『認知行動療法』の授業も選択しました。
この勉強をするのは精神的に大変辛かったのですが、あきらめず全て読み、自分の力にしようと努力しました。
授業により自分の考え方の癖や、どうしたら少しでも今の自分より良く生きられるのかを自分から考えられるようになりました。

 

➤➤後輩へメッセージをお願いします。

放送大学の印刷教材は、どれも非常に読み物としての水準が高く、読むだけでもとても価値のあるものです。
印刷教材を読んでも分からないところは、放送授業のインターネット配信で勉強していました。
それでも分からなければ、自分から書籍やインターネットなどで調べていました。

 

放送大学での学習は、とにかく自ら主体的に学ぶことが楽しくて仕方なかったです。
それから、放送大学の面接授業を受けて大変驚きました。
1番前の席から殆ど全ての座席が埋まっており、しかもみなさん先生への質問も積極的になされていました。
この時、放送大学の学生のやる気の高さに感激しました。本当に放送大学に入ってよかったです。

余裕があれば放送大学でもう一度別のコースで学びたいほどです。
これからも放送大学の印刷教材を購入し、知識を取り入れたいと思います。

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