卒業した先輩
インタビュー

  • 在学中に次々と資格取得。“学び”が楽しくなりました。

    畑中 さん 24歳  

2022年9月教養学部(人間と文化コース)卒業 

東京文京学習センター所属 ※2022年9月時点

高等学校を卒業し、働きながら放送大学へ入学

 

 

Q.入学理由を教えてください。

同じ職場に8年かけて放送大学を卒業した50代の方がいたんです。とても楽しくて卒業後にもう一度再入学して勉強を続けたということを聞いて、「学ぶってそんなに楽しいものなのか」と驚き、「それなら自分もがんばって勉強してみよう」って思ったんです。

 

コースもその方が選択されていた「人間と文化」に決めました。入学前は「学費を払っていけるだろうか」ということが一番の不安だったんですけど、1科目ごと、1単位ごとに払えるので助かりました。本当に学びやすい環境が整っているのだなと実感しましたね。

 

 

Q.大変だったことはありますか?

在学中は、いわゆるフリーターでしたので、週5日のフルタイムとは別に週1で他のアルバイトをしていました。試験期間はシフトを減らさねばならず収入の面での不安と背中合わせでした。

 

当時は、必ずしも4年で卒業しなくても20代前半のうちに卒業できれば、社会に出たときにさほど遅れを感じずに済むだろうと考えていました。そのため、最初の2年間はゆっくりペース。実はあまり積極的に勉強をしていませんでした。

そんな中で、新型コロナウイルスの流行でシフトが減ってしまうことに危機感を覚え、仕事も、勉学も、貯金も、すべてに真剣にならざるを得なくなりました。残りの2年半は、一気に学費を稼いで、一気に勉強するという短期集中型に。プレッシャーは大変でしたが、おかげで成長できたように感じています。

 

Q.どのように学習を進めましたか?

入学前から歴史が苦手だったため「ヨーロッパ政治史(’20)」の授業には苦労しましたが、ついていくのが難しいときは「教科書をできる限り何回も読む」、「職場の短い休憩時間でもなるべく読む」、「在宅時は家事などをする際も放送授業などを聞きながら」といった方法で乗り越えました。

 

また、なかなか勉強が捗らないときは、東京文京学習センターの2階にある「学生ホール」を活用しました。

とても集中できるスペースなので、朝から晩まで勉強できます。

 

Q.放送大学で学んでよかったことを教えてください。

放送大学で学び始めてから、いろいろなことに対して意欲的になり、在学中から次々と資格を取得しています。

まずバイクの中型二輪の免許を取り、次は「マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)」のエクセルの資格、そして今は保育士試験を受験中で、先日、1次試験の筆記試験が受かり実技試験へ進むところです。

また、数ヶ月前から簿記2級の勉強も始めていますのでこちらもがんばります。

 

勉強っていろいろ繋がっているんですよね。学んだ知識が次の勉強にも役立ちますし、放送大学で学んだことは、目に見えない形でさまざまなコトに生かせていると思います。

 

 

Q.おすすめ科目を教えてください。

「フィールドワークと民族誌(’17)」です。

地位や宗教などファッションが表現するものは民族によっても異なることなど、いろいろな気づきをもたらしてくれました。

映像を通して、実際にはなかなか行けないような国の文化を知ることができるのは、とても刺激的で面白いなと思いました。

 

 

➤➤後輩へメッセージをお願いします。

私は2年半の詰め込み型で単位を取ることになりましたが、もう少しゆとりを持って勉強したほうが身につくことも多いかもしれません。

せっかくお金を払って勉強しているので焦って学んではもったないですよね。「ほどほどに」と「為せば成る」の両輪でぜひがんばってください。