先輩インタビュー

  • 卒業研究で“学び”を深め、学会発表にも挑戦

    小暮 諒 さん 24歳  

2024年3月教養学部(情報コース)卒業 

石川学習センター所属 ※2024年3月時点

高校を卒業後、アルバイトをしながら放送大学へ入学

 

 

 

Q.放送大学へ入学したきっかけを教えてください。

 

高校時代の先生から放送大学のことを教えてもらい、学費が安く、仕事をしながら通えそうだったこともあり興味を持ちました。
入学の決め手となったのは、情報工学を学べるコースがあったことと、
日本全国にキャンパス(学習センター)があり自宅近くに石川学習センターがあったことがポイントでした。

 

 

 

 

 

Q.履修科目はどのように決めていましたか

 

とにかく体系的に学びたいと思っていたので、興味がある科目でもその分野の基礎を習得するまでは、選択しないようにしていました。

また、絶対に4年間で卒業しようという決意があり、しかも、4年目は卒業研究だけに集中しようと考えていたため、

3年間でほとんどの単位を修得できるように綿密な履修計画を立てていました。

 

 

 

 

Q.学んでみて面白かった科目はありましたか?

 

コンピューターサイエンスの基礎を学べる科目は、かなりおもしろかったと思います。
プログラムを書いたり、データ分析をしたりなど、とても勉強になる内容でした。
中でも「GIS」と呼ばれる地理情報をプログラムで処理するという授業は、特に印象に残っています。
そのときは、僕が住んでいた街を分析したレポートを提出したのですが、その後アレンジを加えてインターネット上に公開にしたところ、就活先の企業からもお褒めの言葉をいただいたりして……学びが即座に役立ったことがうれしかったです。

 

また、純粋な興味で受けた「博物館概論(’19)」という科目も大変印象に残っています。
その科目から始まり、博物館系の科目をすべて履修したんです。
この分野では「自分の興味を広げる、深掘りする」という体験し、こうして多岐にわたる分野に興味を持つことが“教養の土台”になるのだな、と実感しました。

 

 

Q.卒業研究に取り組み学会発表もされたそうですが、いかがでしたか?

 

卒業研究では、ゼミや指導教員とのやり取りが活発で、他のゼミ生とも盛んに交流できたことが良かったと思います。
また「研究テーマを推敲するところから、実際に研究を始め、論文にまとめ、審査を受ける」という一連の過程で、
学問的な成長だけでなく、自分自身も成長できたと感じています。

学会発表については、卒業研究の段階では考えていませんでしたが、卒業研究を進める中で満足できる成果が出て、
先生から「この内容なら学会で発表できるのではないか、やる気はあるか?」と聞かれました。
僕も「もちろんやります」と答えて、電子情報通信学会で発表することになりました。

 

 

 

Q.小暮さんのように研究を極めたい方にとって、
放送大学の環境は研究機関として成立していると感じましたか?

 

僕はそう感じました。実際、学会発表の経験までさせていただき感謝しています。
ゼミでも、先生から研究テーマについて相談したり、アドバイスやヒントいただいたり、
そういう部分でも研究機関として、十分成立しているように思います。
また、やる気があれば何でもやらせてくれる雰囲気も研究を続ける上で心強かったです。

 

 

 

Q.4年間を通じて大変だったことはありますか?

 

計画的に取り組んでいたため基本的に順調でしたが、唯一うまくいかなかったのは卒業研究のときだけです。
学会発表のことなどもプレッシャーとなり、想像以上に成果が出ない時期が続いて少し焦りを覚えましたが、
そんな時も先生に助けてもらいながら進めることができました。

 

 

➤➤後輩へメッセージをお願いします。

放送大学は本当に好きな授業を好きなだけ学べる大学だと思います。
僕のように、卒業研究や学会発表を通じて、研究をどんどん進めていける大学です。
ぜひ、この環境と機会を最大限に活かし、自分の興味や関心を追求してみてください。

皆さんにとって、素晴らしい学びの場となることを心から願っています。

 

 

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