卒業した先輩
インタビュー

  • 目標だった「大学卒業」を達成して自信が持てた

    鈴木さん 26歳  

2021年3月教養学部(心理と教育コース)卒業 

静岡学習センター(浜松サテライトスペース)所属 ※2021年3月時点

短期大学を卒業し、就職後、社会人2年目から放送大学へ編入学

 

 

Q.入学理由を教えてください。

仕事との両立が前提だったので、通信制大学にするということはあらかじめ決めており、放送大学は候補のひとつでした。
テレビの番組表で時々見かけることや、住んでいる市内の図書館に放送大学の再視聴施設が付属していたことで何となく親近感があり、最終的には放送大学に決めました。

 

また、放送大学で修得できる単位のみで認定心理士資格の申請ができることを知り、
せっかく勉強するのなら学士以外の資格も取れるような勉強がしたいと思い、「心理と教育コース」を選びました。

 

Q.大学へ行こうと思った理由は?

短期大学を卒業後、ご縁のあった会社へ就職を決めました。
就職直後は、就職した以上学歴は大きく影響しないと思っていましたが、
同期と差がつくことに悔しさを感じ、社会人2年目から通信制大学で学士の資格を取ろうと決意しました。

 

Q.放送大学へ入学した決め手は何でしたか?

1番の決め手は、費用面です。
学期ごとに履修登録をした分だけの支払いなので、負担が一度に大きくならないところが良かったです。

また、試験やスクーリングが遠隔地までとなると大変ですが、放大学なら県内に学習センターがあったので

負担が少ないことも決め手の一つでした。

 

Q.大変だったことはありますか?

仕事と勉強の両立が大変でした。

3年次編入で入学したので、2年通えば卒業できると考えていましたが、
思ったようには進まず、結果的には5年かかりました。

 

単位認定試験の日程は科目登録をする際に既に決まっているので、

半年後の予定を見据えて受験できそうな科目だけ取っていくとなると、
あまり多くの科目を取ることができませんでした(※)。

 

認定心理士の資格を取るためには必修の科目があるのですが、
それを加味してスケジュールを調整する必要もあり、コツを掴むまではかなり苦労しました。

 

(※)現在は、単位認定試験は自宅等でのWeb受験となっています。

 

Q.どのように科目履修を進めましたか?

1番初めの学期は右も左も分からないといった状態で、とりあえず6科目ほど履修していました。
そこから少しずつ、自分の勉強のペースや履修登録の仕方が分かってきて、うまく調整できるようになりました。

単位認定試験は、受けられる日にたくさん取ってしまおうと決めていたので、1週間ほどある試験期間のなかで、
「この日はテストの日」と決めたら、その日に試験が受けられる科目を優先的に取っていくようにしていました(※2)。

 

また、認定心理士の資格に必要な科目を履修していくと、必然的に「エキスパート」(※3)も申請できることに気が付きました。
心理学系の「エキスパート」は2種類あり、どちらも認証を得られるように科目選択をしました。

 

(※2)現在は、単位認定試験は自宅等でのWeb受験となっており、試験期間中は24時間いつでも受験可能です。

(※3)「放送大学エキスパート」は、放送大学が指定する特定の授業科目群を履修することで、
ある分野に対して体系的に学習を行ったことが認証される制度のことです。
詳しくは、https://www.ouj.ac.jp/reasons-to-choose-us/expert/

 

Q.放送大学で学んでよかったことを教えてください。

所属していたサテライトスペースの職員の方々には、とても良くしていただいたと思います。
基本的に単位認定試験の時にしか行かなかったのですが、それでも私の顔と名前を覚えていてくださって、声をかけてくださいました。
職員の方々に会うことが、試験に行くひとつのモチベーションになっていたと思います。

 

また普段は、市内の図書館にある、放送大学の再視聴施設で自習をしていました。
他の利用者はほとんどいなかったので、人目を気にせずリラックスして取り組めました。
たまに他の学生さんとお会い出来たときは、次の科目登録はどうするのか相談し合い、

とても楽しい時間でした。

 

通信制大学だとなかなか仲間がいることを実感しづらいのですが、「自分以外にも同じように頑張っている人がいる」と知れたことは、
大きな励みになりました。

 

 

➤➤後輩へメッセージをお願いします。

就職後に、大卒の同期と待遇に差が出ることを知って悔しく思い、もともとあった「4年制大学を卒業して学士を取りたい」
という思いが再燃し、最終的には放送大学でそれを叶えることができました。

 

卒業できたことは、継続して目標に向かって努力し、ひとつのことをやり切ったという

達成感と自信に繋がりました。

 

私の経験が、後輩の皆さんにとって少しでも参考になれば幸いです。応援しています。

 

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