卒業した先輩
インタビュー
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- 孤独も、苦労も、分かち合える仲間がいたから
竹内 明寿香 さん 28歳
- 孤独も、苦労も、分かち合える仲間がいたから
2022年9月教養学部(社会と産業コース)卒業
埼玉学習センター所属 ※2022年9月時点
高校卒業後は公務員として就職し、働きながら放送大学に入学
Q.入学理由を教えてください。
放送大学に入学したのは、市役所に勤めて2年目の頃です。
働く上で法律の知識が必要なのに私は何も知らなくて、このままではいけないと思ったのがきっかけです。
最終学歴を更新したいという理由もありました。
また、他大学ではなく放送大学に決めた理由は、やはりリーズナブルな学費。
働きながら学ぶのにちょうど良いと思いました。
キャリアアップを目指すため「社会と産業コース」を選びましたが、入学後は自分の興味がどんどん広がっています。
Q.大変だったことはありますか?
職場の繁忙期は、家に帰っても勉強する気力が残っていないんです。
そういうときは放送授業を視聴するだけになっていましたね。
スマートフォンで視聴できるので、隙間時間を有効に使い、少しずつでも着実に学習に取り組みました。
必ずしも机に向かって勉強するとは限らず、疲れた日は就寝前に布団の上で授業を聞くこともありました。
Q.学生同士で情報交換するなど、交流はありましたか?
面接授業は県内にある学習センターで受けました。
体操や歌などの実技的な授業は気分転換にもなって楽しかったです。
そこですごく気の合う人たちと一緒になって、学習センターの学園祭などのイベントも一緒に行くようになりました。
年齢は離れているのですが「友達」です。
SNSでも学生同士の交流が盛んです。
プロフィールに「放送大学アカウントです」と書いているアカウントも多く、また「#放送大学」というハッシュタグもあります。
私もその輪に入り、勉強の報告や情報共有、履修の相談などさまざまに交流しました。
皆さんが交流しているのを見ているだけでもモチベーションになるんです。
Q.放送大学で学んで良かったことをおしえてください。
仕事に役立ったということでいえば、「SDGsと教育(’22)」などSDGsに関する授業は本当に学んでよかったと思っています。
私は資源環境に関わる部署にいるので関連が深いのですが、あまり理解できていなかったんです。
でも授業でしっかり学んだことで仕事にも十分に生かせるようになりました。
それから、仲間ができたことも良かったことのひとつです。
1人では途中で挫折しそうになりますが、自分と同じようにがんばっている仲間がいると心強くて、「こういうのっていいな〜」と思います。
Q.おすすめ科目を教えてください。
「人間にとって貧困とは何か(’19)」(現在は閉講)という科目がおすすめです。
授業を受ける前は、貧困=お金がないといった単純なイメージでどこか他人事のように捉えていましたが、
さまざまな視点から「貧困とは何か」を学ぶことができて、自分にも関係のあることだと考えるようになりました。
物の見方が180度変わるような体験で、自分の成長を感じることができました。
➤➤後輩へメッセージをお願いします。
リアルなコミュニケーションでなくてもいいので、SNSなどを活用して放送大学で学ぶ仲間と繋がっておくことをおすすめします。
学習はあくまでも自分との闘いですが、孤独である必要はないんですよね。
くじけそうになっても決して1人じゃない、分かち合える仲間がいるっていうことを忘れないでほしいです。